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コラム
最近は手書きもしなくなり、漢字変換が正解かどうかも定かではなくなってきました。
頭を使わないとは残忍なもので、後退しかありえません。
だから暇さえあれば漢字の成り立ちを読んだりしています。
先日メールで「思う」なのか「想う」なのか迷いました。
恐らく正解はどちらも正解でしょうが、書き手にとって思い入れがあるとすれば、「思う」という字は、元々「恖」であり、「頭」と「心」を上下に書いて一文字となっていて、思考と行動を表しチョットだけ漠然とした感じと思いますの、まさに100%絶対ではないかもの感性でしょう。
「想う」は、上部が「木」と「目」であり、漫然とした世界ではなく、しっかりと見据えた何か?を「心」で考えているのでしょうか、特定の誰かを「想い」なのでしょうね。
漢字ってなにかを伝えたい気持ちの結集、同じ発音でも漢字にすれば多種、いいですよね。
昔をなつかしみ想う時、「懐う」が素敵な漢字です、今や40歳ぐらいまでもなつかしいと懐う日々、「思う」の漢字は、関係なくなるかもしれません。
我々の視野、活動範囲、交際範囲が狭いほど、我々の幸福は大きくなる。それらが広いほど、我々は煩わしく、また不安に感じる度合いが大きくなる。なぜなら、それらは心配、願望、恐怖が増大し広がるからである。
生きていくために最も大切なのが健康であり、次いで、生活を支える手段、つまり安心して使える収入である。これに引きかえ、名誉、栄光、位階、名声などは、これらの本質的財産と競争できない
大多数の人々は主観的であるため、自分自身以外のものには一切関心がない。したがって、すべてについて自分自身に関連づけて考える。個人的に関わりがあれば、彼らの注意をひき、とらえて離さない。彼らの利益や虚栄心に反すれば、間違っていると見なされる
内面の空虚から生ずるのが、社交や娯楽や遊興や奢侈を求める心。これらのために多くの人が浪費に走り、やがて貧困に落ちる。こうした貧困を最も安全に防ぐ道は、内面の富、つまり精神の富である